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AndroidにおけるUI設計

 

AndroidにおけるUI設計



前回に引き続きAndroid関連のお話を書きたいと思います。
本日はUI設計について。


まず、UI構築は主に次のレベルに分類します。

  1. ユーザーを混乱させずに機能を提供するUI
  2.  使いやすさへの配慮があるわかりやすい構造のUI
  3. アプリの持つテイストや世界を体験してもらうための表現を含むUI

 
1はアプリを作る上で最低限必要。
2はアプリの特色を出すよりも使いやすさを重視します。
3でアプリの特色が初めて出せるようになります。

■UIの基本

UIを設計する際、以下を意識します。

・UIはルールや統一感を持たせれば混乱は防げる可能性が高い。
・アプリ独自のUIを創作することで、ユーザーはアプリごとに新しい体験ができる。
→UIには最低限のルールや統一感を持たせ、かつアプリ独自のUIを考える。
・基本的な機能のUIはムダのないデザイン、過剰すぎない飽きのこない演出が機能美の実現となる。

■UI設計のための構成要素

UI設計は以下の3つを設計します。

  1. 機能配置
  2. 画面構成
  3. 状態遷移

機能配置

機能配置を考える際、以下を意識します。

・画面上のUI部品
→1画面に部品を置きすぎない。部品が多い場合は画面を分割する必要あり。
・ダイアログ(サブ画面)
→特定のユーザーアクションや処理がトリガーとなって表示させる。
・メニュー
→デバイス上のメニューボタンを押下で表示
・設定画面
 →機能設定に特化した画面

画面構成

・画面上のUIは画面構成の設定が必要。

状態遷移

・複数の画面やダイアログを使う場合、状態遷移を考える必要あり。

■UIへの機能のマッピング

機能によってどのUIに配置するかを決める。

・画面上のUI部品
→アプリにとって重要な機能
・ダイアログ
→一定の条件下で選択や入力などの操作が必要となる機能
・メニュー
→オプション的な機能(ヘルプや設定などの項目)
→重要度や頻度、意味によって分類
・設定画面
→アプリの設定を1画面にまとめる

■使い勝手の確認

基本な使い勝手は以下の確認を行います。

・状態が把握できなくなりそうな状況になった場合はダイアログなどで状態を伝える。
→ダイアログや簡易メッセージ(toast)や通知バーに通知を表示させる。
・ユーザーのデータを削除してしまうようなリスクの高い誤操作を防ぐ
→ダイアログで削除の確認を行う。

■ということで・・・

・UIはルールやロジックに偏りがちだが、創るということを意識する。
Androidアプリ開発全般の流れ、Androidアプリのリソースデザインについて
 知りたい方は以下の本をゼヒ読んでみてください。